こんにちは!「雰囲気投資」を卒業し、企業の業績や投資の失敗から学びながら資産形成を目指しているMegです。
CMでもおなじみのRIZAPグループ(2928)。コンビニ感覚で通えるジム「chocoZAP(チョコザップ)」をご存じの方も多いのではないでしょうか?
実は私、過去に「チョコザップが1年間無料になる」という株主優待に魅力を感じ、ライザップ株を購入しました。
ところが、実際にはほとんどジムに通わず、無料期間の終了にも気づかないまま、約1万3,000円を支払うことに……。
さらに株のほうも、株価が下がるたびにナンピン買いを繰り返し、10万円を超える含み損を抱えることになりました。
今回は私の失敗を振り返りながら、株主優待投資やサブスクリプションの管理、ナンピン買いで気をつけたいことをまとめます。
同じように株主優待やポイ活が好きな方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
※株主優待制度や会社の業績は変更されることがあります。本文中では過去の優待と現在の優待を区別して紹介します。
「1年間無料」の株主優待につられてライザップ株を購入
私がライザップ株を購入するきっかけになったのは、chocoZAPの株主優待でした。
2024年3月末の株主向け優待では、400株以上を保有する株主はchocoZAPを1年間無料で利用できる特典がありました。
「ジム代が1年間も無料になるなんて、すごくお得!」
そう思った私は、優待の魅力に惹かれてライザップ株を購入しました。
実は以前にも、数か月だけchocoZAPを利用したことがありました。ただ、当時は自宅の近くに店舗がなく、一度退会していたんです。
その後、株主優待をきっかけに再入会することにしました。
しかし、ここから思わぬ失敗が始まります…。
無料のはずが約1万3,000円の出費!サブスク管理の落とし穴
chocoZAPに再入会するとき、私は以前とは別のメールアドレスを使って登録しました。
「普段使っていないサブのメールアドレスで登録すればいいか!」
そのときは深く考えず、軽い気持ちで登録してしまいました。
ところが、この選択が後々の失敗につながります。
1年間で通ったのは、たったの2回
職場の近くには店舗があったものの、「無料だから、いつでも行ける」と思っていた私は、結局1年間でたったの2回しか利用しませんでした。
お得な優待を手に入れても、実際に使わなければ意味がありません。
それなのに、私は「無料で利用できる」ということに満足してしまっていたのだと思います。
無料期間の終了に気づかず、自動更新
その後、ライザップの株主優待制度は変更されchocoZAPの特典は無料から半額割引へと変わりました。
私は、無料期間が終わったら退会しようと考えていました。
しかし、登録に使ったのは普段ほとんど確認しないメールアドレス。
無料期間終了や継続課金に関する通知を見落とし、気づいたときにはクレジットカードから通常料金が引き落とされ続けていました。
その間、私は一度も利用していません。
結局、いくらかかった?
私が支払うことになった金額を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 金額・内容 |
|---|---|
| 月額料金(税抜) | 2,980円 |
| 月額料金(税込) | 3,278円 |
| 利用していない期間 | 約4か月 |
| 4か月分の支払額(税込) | 13,112円 |
無料で運動するつもりが、約1万3,000円の出費になってしまいました。
もちろん、メールアドレスを別にしたことだけが原因ではありません。無料期間の終了日を自分で管理していなかったこと、契約状況を確認していなかったことも問題でした。
この経験から、無料サービスやサブスクリプションを利用するときは、次の3つを徹底しようと決めました。
- 登録したメールアドレスを必ず記録する
- 無料期間の終了日と課金開始日をカレンダーに登録する
- 利用しなくなったら、契約状況と解約手続きの完了を確認する
「無料だから大丈夫」と油断せず、無料期間が終わった後まで考えておくことが大切ですね。
株のほうもナンピン地獄に…10万円超の含み損
失敗は、chocoZAPの利用料金だけでは終わりませんでした。
ライザップ株の購入後、株価が下がるたびに私はこう考えていました。
「そのうち株価は戻るはず……!」
損失を確定させることに抵抗があり、株価が下がるたびに買い増しを繰り返しました。
このように、保有株の取得単価を下げる目的で買い増すことを「ナンピン買い」といいます。
私のライザップ株の保有状況
記事執筆時点の私の保有状況は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保有株数 | 1,000株 |
| 平均取得単価 | 307円 |
| 評価損益 | 10万円超の含み損 |
※評価損益は株価によって変動します。
優待につられて購入した株を、株価が下がるたびに買い増しする。
今振り返ると、私は「なぜこの会社の株を保有するのか」という投資理由を十分に確認しないまま、損失を取り戻すことばかり考えていたように思います。
ナンピン買いそのものが悪いわけではない
ナンピン買いは、どんな場合でも悪いというわけではありません。
企業の業績や将来性を改めて分析し、当初の投資シナリオが崩れていないと判断したうえで買い増すのであれば、投資戦略のひとつになり得ます。
問題なのは、株価が下がったという理由だけで買い増したり、「損を確定したくない」という気持ちを優先したりすることです。
私の場合は、株価が戻ることを期待する一方で、業績や投資シナリオを十分に見直せていませんでした。
買い増しを検討する前に、次の点を確認すべきだったと反省しています。
- 売上高や利益は改善しているか
- 当初、株を購入した理由は今も成り立っているか
- 株価が下がった原因は何か
- これ以上の損失を受け入れられるか
- 今、株を持っていなかったとしても、同じ株を買いたいと思うか
特に最後の質問は、私にとって大切な判断基準です。
すでに保有している株だからという理由だけで、持ち続ける必要はありません。
ライザップ(2928)の業績を確認!優待だけで投資してはいけない理由
ここで、ライザップグループの経営状況についても確認してみます。
株主優待が魅力的な企業であっても、株価や業績が必ず上昇するわけではありません。
優待目的で投資する場合も、会社がどのような事業を展開し、どのように利益を生み出しているのかを確認することが大切です。
① M&Aによる拡大と事業構造の見直し
ライザップグループは、過去に積極的なM&Aを通じて事業を拡大してきました。
その後、業績や財務面で課題を抱えた時期を経て事業の選択と集中や収益性の改善に取り組んできました。
現在の投資判断では、過去のイメージだけで判断するのではなく、足元の決算や会社の経営方針を確認する必要があります。
② chocoZAPの成長だけでなく、利益にも注目
chocoZAPは、ライザップグループの成長を考えるうえで重要な事業のひとつです。
店舗数や会員数が増えれば、必ず利益も増えるというわけではありません。
店舗の運営費用や集客費用などもかかるため、投資家としては売上収益だけでなく営業利益やキャッシュフローも確認したいところです。
2026年3月期の連結決算では、売上収益は前期比2.2%減の1,672億5,700万円だった一方、営業利益は110億8,600万円となりました。
このように、売上収益と利益の動きは必ずしも一致しません。
業績を見るときは、売上高だけでなく、利益がどのように変化しているかにも目を向けたいですね。
※数値は2026年3月期の決算短信に基づきます。詳しくは記事末尾の公式IR資料をご確認ください。
③ 豪華な株主優待は、変更されることもある
私がライザップ株を購入した大きな理由は、chocoZAPを1年間無料で利用できる優待でした。
しかし、株主優待は企業の判断によって変更・縮小・廃止される可能性があります。
実際に、ライザップグループのchocoZAP優待も、過去の1年間無料という内容から、会費半額などの特典へ変更されました。
2026年3月末基準の株主優待では、保有株数に応じたchocoZAP会費の半額特典に加え、ポイント優待やデジタルギフト券などが用意されています。
ただし、これは2026年3月末基準の制度です。優待内容は今後も変更される可能性があるため、購入前には必ず最新の公式情報を確認しましょう。
株主優待を目的に投資する場合、優待の魅力だけでなく次の点も確認しておきたいところです。
- 会社の売上高・営業利益・キャッシュフロー
- 優待制度の変更履歴
- 優待が変更された場合でも保有を続けたい会社か
- 株価が下落した場合に、どこまで損失を受け入れられるか
優待をもらえることと、株式投資で利益を得られることは別です。
優待の価値だけで投資判断をせず、会社の業績や株価のリスクも合わせて考えることが重要だと学びました。
5.現在の株主優待で「どろあわわ」を選んでいます
ライザップの株主優待では、グループ会社の商品などと交換できるポイントも用意されています。
私は、そのポイントを使って定番の洗顔料「どろあわわ」を選んでいます。
ただ、私ひとりでは使い切れないため、家族や友人にプレゼントすることもあります(笑)
株主優待で普段使わない商品を試せるのは楽しいものです。
一方で、優待を使い切れなければ、その価値を十分に活用できていないことにもなります。
株主優待を選ぶときは、金額だけでなく「本当に自分が使うものか」「無理なく使い切れるか」も考えたいですね。

まとめ|ライザップ株の失敗から学んだ3つの鉄則
今回の経験から、私が学んだことは3つあります。
1.無料サービスは、終了日と契約状況まで管理する
無料期間が終わった後に料金が発生するサービスでは、終了日や解約期限をカレンダーに登録し、手続きが完了したことまで確認するようにします。
2.株主優待の豪華さだけで株を買わない
優待が魅力的でも、企業の業績や株価が上がるとは限りません。売上高・利益・キャッシュフローを確認し、優待が変更されても保有を続けたい会社かどうかを考えます。
3.ナンピン買いの前に、投資理由を見直す
株価が下がったからといって、必ずしも割安になったとは限りません。買い増しをする前に、業績や投資シナリオが変わっていないかを確認することが大切です。
「タダより高いものはない」ということわざがありますが、今回の私にはまさにそのとおりでした。
約1万3,000円の利用料金と、10万円を超える含み損。
どちらも、目先のお得感や「そのうち戻るはず」という期待に引っ張られてしまった結果だと感じています。
もちろん、今後の株価がどうなるかは分かりません。だからこそ、買値に戻ることだけを期待するのではなく、これからも業績や投資理由を確認しながら、自分の保有方針を考えていきたいと思います。
失敗をなかったことにするのではなく、次の投資に生かすこと。それが、私にとって「雰囲気投資から卒業する」ための大切な一歩です。
みなさんは、株主優待につられて買ったものの、思っていたように活用できなかった経験はありますか?
よければ、ぜひコメントで教えてください!
※本記事は筆者個人の投資体験をまとめたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資判断は最新のIR情報や決算資料をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。


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